印象をただよう告解部屋

キラリと思い浮かんだことあれこれ

歴史

長年の眠りから覚めた、歴女の図書館予約履歴

おはようございます、Clariceです。久々にどうしても読みたい本が見つかりました。 しかし、専門書ゆえ本自体が分厚く高額なので図書館で借りることに。 図書館を利用するのなんて大学以来です。当時は西洋史の卒業論文を書き上げるのに命を懸けていたの笑市…

Cathedral、桜の重ね、花盛り

こんにちは、Clariceです。ようやく桜についての記事を。先日、お花見を兼ねてお散歩しました。平日の午前中をあえて狙って行ったので、人が少なくてホッとしました。素敵な写真がたくさん撮れたので、見ていってくださいな。 ーcontentsー ◇やっぱり西洋建…

まるで桃源郷のような。桃の節句につき。

先日、桃の節句ということでお花を見に行きました。お目当ては、桃ではなく梅です。久々の外出でした。ようやく記事にできてよかったです。場所は京都・城南宮のお庭・楽水宴へ。源氏物語花の庭、と親しまれるこのお庭。源氏物語に描かれた花や木々が約80種…

みんなだいすき印象派画家。 歴女のゆるい解説 #1

おはようございます、Clariceです。少し久しぶりに、美術と歴史のお話を。自分の「好き」についての雑談です(^^) 学芸員の資格は取得していますが、今となってはいい加減なものです。ただのOLの戯言だと思って、どうぞお手柔らかにお願いいたします。 ◇印象…

歴女が歴史秘話ヒストリアのテーマソングを弾き語り♪【♪storia/Kalafina】

こんばんは。Clariceです。「歴史秘話ヒストリア」の番組は、学生時代に歴史を勉強するため毎週欠かさず見ていました。世界史に熱をあげていて、お恥ずかしながら日本史の方はあまり得意ではなかったので。。 上の写真は、以前訪れた宮島の厳島神社です。 拝…

歴女が暦で読み解くハレとケの節分、気が付けば話題は中世ヨーロッパとコロナ禍への不満に

こんにちは、Clariceです。 今日は節分ですね。歴女の身としては、俄然燃えます。歳時行事は、大切にしたいと思っています。 西洋史大好き人間ですが、四季の移ろいを慈しむ日本人の繊細な心は美しいです。せっかくですので、歴史を通して節分について紐解い…

地獄篇第三歌 ーダンテ・アリギエリという男について

この門を過ぎれば なげきの市この門を過ぎれば 永遠の哀しみこの門を過ぎれば ほろびゆく命 いと高きもの 全能なるもの 永遠なるものを のぞけばこの門の前に ひれふさぬものなど どこにもいないこの門に入ろうとするものよ すべての望みを 捨てよ すべての…

ジプシーの歴史とイメージ形成をたどる試み #4 ジプシー音楽とは何か

非ジプシーによって作られた、ジプシーの歴史とイメージ形成をたどる試みの第4弾です。 ジプシーと聞くと、どのような印象を持ちますか?文学から得たイメージのみで語ると、 複数の大家族で馬車に住み、移動しながら音楽や占いを生業とする人々… 固有の言語…

ジプシーの歴史とイメージ形成をたどる試み #3 ロマン主義的に脚色されたジプシー像の流行

非ジプシーによって作られた、ジプシーの歴史とイメージ形成をたどる試みの第三弾です。ジプシーと聞くと、どのような印象を持ちますか?文学から得たイメージのみで語ると、 複数の大家族で馬車に住み、移動しながら音楽や占いを生業とする人々… 固有の言語…

ジプシーの歴史とイメージ形成をたどる試み #2 ジプシーの起源について

ジプシーといえば、どのような印象を持ちますか?文学から得たイメージのみで語ると、 複数の大家族で馬車に住み、移動しながら音楽や占いを生業とする人々… 固有の言語・文化を共有しながら、ヨーロッパ各地に散らばっているひとつの民族、という印象があり…

ジプシーの歴史とイメージ形成をたどる試み #1 どうしてジプシーは謎多き民族と呼ばれるのか

ジプシーと呼ばれる人々のことを知っていますか?彼らは定住せず、音楽や占いを生業とした流浪の単一民族というイメージで語られることが多いのではないでしょうか。特に、19世紀ごろの西洋文学や演劇、音楽に多く登場します。『ノートルダムの鐘』のエスメ…

夢を追うことについて―歴史学科在籍中の就活経験談—

こんばんは、Clariceです。社会人になって、まだ日は浅いですが、そろそろ馴染んできた今日この頃。 思えば、大学時代は癖の強い専攻ゆえ、一般企業への就職活動でドタバタしたなって…(*_*;いわゆる本気勢の集まる公立の歴史学科にいると、社会復帰が難しく…

須賀しのぶ『芙蓉千里』感想—時は1900年代。哈爾浜。妓楼・酔芙蓉を舞台に繰り広げられる女郎たちの哀歓—

須賀しのぶ『芙蓉千里』角川書店(2012) 「大陸一の売れっ子女郎になる」夢を抱いて哈爾濱(ハルビン)にやってきた少女フミ。妓桜・酔芙蓉(チョイフーロン)の下働きとなった彼女は、天性の愛嬌と舞の才能を買われ、芸妓の道を歩むことになった。夢を共有…

イタリア・ルネサンス期、メディチ家の出からフランス王妃となったカトリーヌ・ドゥ・メディシスの魅力を堪能する― 佐藤賢一『黒王妃』の感想

佐藤賢一『黒王妃』集英社(2020) 彼女は死ぬまで黒衣を愛した──。 現代に続くファッションの礎を築いた王妃カトリーヌ・ドゥ・メディシス(1519-1589)ルネサンス期、フィレンツェで生まれたカトリーヌ・ドゥ・メディシス。政略結婚でフランス王家に入り、や…

雨の日のお祈り、七夕にて

今日は七夕でしたね。 あいにく、酷い天気になってしまいました。豪雨により、被害に遭われた方も多くおられます。 これ以上被害が広がらないことを願うばかりです。本当に、ここのところ毎年のように全国各地で異常気象が見られますね。明日は我が身かもし…

英雄・偉人たちの裏側を垣間見る、贅沢な歴史短編小説集—塩野七生『サロメの乳母の話』

塩野七生『サロメの乳母の話』新潮文庫(2003) ホメロスが謳うオデュッセウスの漂流譚はでっちあげだ!と糾弾する妻ペネロペ。不器用で世渡りが下手な夫を嘆くダンテの妻。サロメの乳母、キリストの弟、聖フランチェスコの母、ブルータスの師、カリグラ帝の…

エキゾチズムの香りがただよう、詩人マックス・ダウテンダイが結ぶヴュルツブルクと大津の絆

ドイツ、ヴュルツブルク生まれの詩人、マックス・ダウテンダイ Max Dauthendey(1869-1918)をご存じですか。 私が、最近知ってから、大好きになった詩人です。代表作は『紫外線』(1893)。 神秘的な東洋風の詩を多く残し、第一次大戦中、旅先のジャワでマラ…

原田マハ『サロメ』を読んでー19世紀末ロンドンを描いた耽美で残酷な美術史ミステリー

舞台は、退廃に彩られた19世紀末のロンドン。病弱な青年だったビアズリーはイギリスの代表的作家で男色家のワイルドに見いだされ、『サロメ』の挿絵で一躍有名画家になった。二人の関係はビアズリーの姉やワイルドの同姓の恋人を巻き込み、四巴の愛憎関係に……

恩田陸『光の帝国 常野物語』を読んで―ノスタルジーとSFを同時に味わえる―

『蜜蜂と遠雷』、エッセイ『土曜日は灰色の馬』に続き、3冊目を読了。『蜜蜂と遠雷』とエッセイでお腹一杯になったので、著者の他作品はしばらく期間を空けようかと考えていたが、縁あって手元に届いたので読むことに。 恩田陸『光の帝国 常野物語』集英社(…

世界にはロマンと謎が溢れている!!阿刀田高『新諸国奇談』を読んで、不思議な世界旅行気分を味わう

今回は、「世界の七不思議」というワードに胸を高鳴らせていたあの頃の気持ちになって書きたい。ギザの大ピラミッド バビロンの空中庭園 エフェソスのアルテミス神殿 オリンピアのゼウス像 ハリカルナッソスのマウソロス霊廟 ロドス島の巨像 アレクサンドリ…

魅惑のアラビアンナイトの歴史に迫る

はじめに 西洋人にとってのオリエンタリズム 中世 近世・近代 ファンタジーとして おわりに はじめに なぜ人はアラビアンな世界に惹かれるのか?ディズニー映画『アラジン』もウィル・スミス主演で実写化を果たし、大人気だった。 音楽、情景描写、衣装、ど…

印象派画家クロード・モネのドラマチックな生涯

はじめに 下積み時代 生活の激変 晩年 おわりに 参考文献 はじめに 「印象派」と呼ばれる画家たちの色彩豊かな絵画は、日本人にとって馴染みが深く、最も人気の高い絵なのではないでしょうか。 以前、クロード・モネの「印象・日の出」を目玉作品とした巡回…

ドラクエは世界史と宗教文化のオマージュに溢れている

はじめに ヨーロッパ中世的な組織としての宗教団体 聖書のモチーフ 邪神信仰 おわりに はじめに 私は世界観が作り込まれているゲームが好きだ。そのなかでもドラゴンクエストには、小さい頃から沢山の気付きと感動をもらった。 本格的に世界史、宗教学などに…

続・至高の幻想文学への誘いー2018年泉鏡花文学賞の受賞者、山尾悠子『ラピスラズリ』を読んで

冬のあいだ眠り続ける宿命をもつたち。ある冬の日、一人眠りから覚めてしまった少女がであったのは、「定め」を忘れたゴーストでー『閑日』/ 秋、冬眠者の冬の館の棟開きの日。人形を届けにきた荷運びと使用人、冬眠者、ゴーストが絡み合い、引き起こされた…

アンデルセンの『絵のない絵本』は、夢見心地な西洋版の千夜一夜物語だ

デンマークの作家・アンデルセンの『絵のない絵本』という作品を知っているだろうか 1839年に初版が刊行され、幾度か物語が足されながら、最終的には33話が収録された 簡単なあらすじはこうだ 貧しく孤独な絵描きの青年の部屋に、月が夜な夜な光を差し込み、…

西洋史に学ぶことたくさん

大学では西洋史を専攻していた 中学時代からミュージカルや映画、 ピアノ教室を通じて好きになったクラシック音楽の影響で ヨーロッパへの憧れが膨れ上がったことがきっかけ あとは漫画や、ゲーム、アニメの 中世ファンタジーな世界観が好きだったことだ 学…

心が洗われるような水の音楽のすすめ

『水の戯れ』、『雨の庭』 水の流れを想起させる音楽を聴くと心が安らぐ 前者の作曲者は、 亡き王女のためのパヴァーヌでお馴染みのラヴェル 後者は月の光のドビュッシーだ どちらも淡くて優しい色味の水彩画を思わせる曲が多い キラキラと光る水しぶきを思…

ファムファタールに思いを馳せる

ファムファタールとは 運命の女性、男を破滅させる魔性の女性 のことを指す この言葉で、よく連想されるのは 新約聖書に記されるヘロディアの娘こと サロメであろう 色とりどりのベールをまとった魅惑的な舞いを披露し、洗礼者ヨハネの首を所望した女性 その…


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