おはようございます、Clariceです。
少し久しぶりに、美術と歴史のお話を。
自分の「好き」についての雑談です(^^)
学芸員の資格は取得していますが、今となってはいい加減なものです。
ただのOLの戯言だと思って、どうぞお手柔らかにお願いいたします。
◇印象派画家のはなし
「印象」という言葉が、私のブログ名にも入っているように、絵も音楽も印象派の作品がいちばん好きです。
もちろん、ルネサンス、バロック期の作品も好きなものはあるのですけれども。
大学時代、19世紀後半~20世紀の研究をメインにしていたからでしょうか。
この頃の時代に愛着がわくのです。
さて、印象派絵画は、日本で大人気を博しております。
感性が合っているのでしょうね。
何より難しくなく、目で見て気分がいいからでしょうか。
印象派展はいつでも、確実に集客が見込めると聞いたことがあります。
自分はそのなかで、クロード・モネの「睡蓮」の絵に惹かれます。
モネは晩年に睡蓮をたくさん描いていたから、日本にも多くありますね。
今、調べてみると日本の13の美術館にあるそうです。
私が行って実際観たのは、たったの3か所でした。
◆東京・上野の国立西洋美術館
◇京都・大山崎のアサヒビール大山崎山荘美術館
◆岡山・倉敷の大原美術館
もちろん本場フランス・オランジュリー美術館所蔵のものを観る!
これが一番の夢ですが、日本にある全作品もコンプリートするのが目標です。
「印象派」の名前の由来になった、「印象・日の出」の絵は、巡回展で観ました。
まるでアトラクションのごとく、ものすごい長蛇の列でした。
ところで、すっかり定着している「印象派」というのは当時の蔑称です。
美術記者のルイ・ルロワがモネの作品のタイトルから、紙面でそう何度も記述したのです。
現代風に言うと、
「印象を描いたのか、なるほどね。印象派展ってか。いい加減なもんだなぁ」
こんな感じかな?笑
そう、ここです私的、推しポイントは。
印象派の画家たちは、出始めの当時、アカデミーにぼこぼこに酷評されたんですよね。
絵を評価されないなか、貧しさを耐え抜き、画家仲間たちと切磋琢磨しながら絵を描いていたというのが、とても刺さるんですよね。
マネ、モネ、ルノワール、バジール(志半ばで戦死)、モリゾ、セザンヌ、シスレー、ピサロ、ドガ(途中から仲違い)。。
彼らの作品は生前に評価されたのが、救いですね。
ゴッホなど、没後に評価されたというのは非常に切ないです。(生前に売れた絵は、1枚だとか)
私個人的には、ルノワールよりも、モネ派ですね。
もちろん比べるのはナンセンスですけど、あくまで嗜好のはなし。
大親友であり、キャンバスを並べながら絵を描いたふたり。
セーヌ河に連れだって出かけて、描いた絵は見事そっくりだったそうな。
確かに似ています。とっても微笑ましい。
このなかでは、女性であるベルト・モリゾも好きです。
マネのモデルだったため、多くの肖像画があります。
そして、マネの弟と結婚します。本当に仲良し集団です。
これは、モリゾの絵です。
彼女の絵は、現代的というか、洗練されているんですよね。
ロココ時代の画家、フラゴナールの家系だといわれるモリゾ家のお嬢様ですが、当時は男性中心の画家の世界で、珍しい存在だなぁと思います。
女性だったから肩身が狭いこともあったのかなぁ。
彼女のことを綴るには、人物像を知らなすぎるので、これから勉強します。
みなさまお気づきでしょうか。
自分は印象派の絵が好きなのと同時に、印象派画家たちが好きなのです。
もはや愛しいくらいに。笑
これは歴女の宿命でしょうか。はたまたヲタクの血でしょうか。
まだまだ長くなりそうなので、とりあえずは…
つづく!
次は、戸外製作を絡めて、印象派の絵の歴史的背景っぽい何かを書きます。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!(^^♪
こんな記事も書いてます。興味があれば、ぜひとも(*'ω'*)↓
lavandula-pinnata.hatenablog.com