印象をただよう告解部屋

キラリと思い浮かんだことあれこれ

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ムスク香る花言葉はギリシャ神話の悲劇から

すっごく寒がりな私ですが、 冬はキラキラ冷たいものがたくさんあるので大好きなんです。 雪の結晶、 冷えきった大理石の床、 水滴のついた窓ガラス、 朝露を含んだ草葉 澄んだ空気に輝く冬の星座たち… 帰り道、道沿いの 早咲きの桜が綺麗でした。 いよいよ…

夜勤帯はメランコリィな日々

今日は、夜勤生活についての話をします。私、月の半分は夜勤帯に正社員として働いています。 つまり、その期間は完全なる昼夜逆転生活。夜勤の日は、 夕暮れ時に起きて、朝ご飯を食べて とっぷり暗くなると出勤、 0時に一時間の休憩を挟み、 朝日が昇りきる…

万華鏡、伽藍、アラベスク

仕事終わりの終電で過去の写真の中から綺麗な宇宙を見つけた。

ラの音に始まる響きの綺麗な言葉たち

ラベンダーライラックラズベリーラピスラズリラヴェルラファエロラデュレ いつか行った美術館。水の調べ。 頬を撫でる心地よいそよ風。これらは、目にするだけ、耳にするだけで、心が洗われる言葉の響きたち。言葉には、色があり、音があり、香りがある。イ…

歴女が綴る現代女性の美への偏った価値観

今回はちょっと長めの雑談です。 紅茶かコーヒーのお供にどうぞ。 話や主張があちらこちらに逸れるのはご愛嬌。 いつものことなので大目に見てください。 はじめに 私は、素朴でいたってシンプルなファッションに、ロングヘア―の女性に憧れる。 同性でもつい…

続・至高の幻想文学への誘いー2018年泉鏡花文学賞の受賞者、山尾悠子『ラピスラズリ』を読んで

冬のあいだ眠り続ける宿命をもつたち。ある冬の日、一人眠りから覚めてしまった少女がであったのは、「定め」を忘れたゴーストでー『閑日』/ 秋、冬眠者の冬の館の棟開きの日。人形を届けにきた荷運びと使用人、冬眠者、ゴーストが絡み合い、引き起こされた…

至高の幻想文学への誘いー2018年泉鏡花賞の受賞者、山尾悠子『歪み真珠』を読んで

『歪み真珠』筑摩書房(2019) 死火山の麓の湾に裸身をさらす人魚たち、冬の眠りを控えた屋敷に現れる首を捧げ持つ白い娘…、「歪み真珠」すなわちバロックの名に似つかわしい絢爛で緻密、洗練を極めた美しき掌編15作を収めた物語の宝石箱。泉鏡花文学賞に輝く…

アンデルセンの『絵のない絵本』は、夢見心地な西洋版の千夜一夜物語だ

デンマークの作家・アンデルセンの『絵のない絵本』という作品を知っているだろうか 1839年に初版が刊行され、幾度か物語が足されながら、最終的には33話が収録された 簡単なあらすじはこうだ 貧しく孤独な絵描きの青年の部屋に、月が夜な夜な光を差し込み、…

塩野七生『皇帝フリードリッヒ2世の生涯 上』を読んで

1ヶ月半くらいかかってようやく上巻を読破できた。 期待に違わず、最高にアトラクティブな一冊!! フリードリッヒ2世が外交や学芸に優れた教養人であることは、何となく知っていた しかし、 時は12世紀も終わり頃から13世紀にかけて、 ローマ法王の力が最大…

またいつか、健康の素晴らしさを忘れるのだろう

腫瘍を取るのに入院した 良性なので予想通り手術自体は大したことなかった 心配なく手術を成功させてくださった 医師の方と看護士の方に感謝の気持ちでいっぱいだ だが 病室で同室になった、 がん患者の女性の葛藤に胸を締め付けられる思いで過ごした病院生…

コミュ力の分析つれづれ

今日、職場である人から談笑の間に言われたこと 「◯◯ちゃん(私の名)ってナメック星人とも仲良くなれそうだよね」 前後の話の流れからして、あからさまに侮辱的なニュアンスではなかった、と思われる でもストレートに褒められたとも思えない 誰とでも気持ち…

私がゴスペルを愛する理由

大学時代、勉学以外に ゴスペルを歌うことを通して クリスチャンの世界に少なからず触れることができたのは かけがえのない貴重な経験だ 高校時代はコーラスをやっていた コーラスワークが好きだったので J-POPを歌うアカペラサークルに入りたいと思っていた…

西洋史に学ぶことたくさん

大学では西洋史を専攻していた 中学時代からミュージカルや映画、 ピアノ教室を通じて好きになったクラシック音楽の影響で ヨーロッパへの憧れが膨れ上がったことがきっかけ あとは漫画や、ゲーム、アニメの 中世ファンタジーな世界観が好きだったことだ 学…

心が洗われるような水の音楽のすすめ

『水の戯れ』、『雨の庭』 水の流れを想起させる音楽を聴くと心が安らぐ 前者の作曲者は、 亡き王女のためのパヴァーヌでお馴染みのラヴェル 後者は月の光のドビュッシーだ どちらも淡くて優しい色味の水彩画を思わせる曲が多い キラキラと光る水しぶきを思…

ファムファタールに思いを馳せる

ファムファタールとは 運命の女性、男を破滅させる魔性の女性 のことを指す この言葉で、よく連想されるのは 新約聖書に記されるヘロディアの娘こと サロメであろう 色とりどりのベールをまとった魅惑的な舞いを披露し、洗礼者ヨハネの首を所望した女性 その…

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