こんばんは、Clariceです。
時期は終わりかけですが、紫陽花の記事を。
少し前に、紫陽花は英語で何ていうのかなっていう話になって。
そもそも、原産国はどこかなって。
アジアっぽいよねと。中国?
いえいえ、我が国、日本でした。
英語では、hydrangea(ハイドランジア)というそうです。
ハイドランジアという語は、
ギリシア語 : ハイドロ(水)+アンジェイオン(容器)
から来ているんですって。
「水の器」「水がめ」です。素敵ですね。
でもこれは、改良されたセイヨウアジサイを指す名のようです。
こうなれば、歴史が気になっちゃうのが私の悪い癖。笑
調べてみると、意外なことがわかりました。
日本原種は、ガクアジサイ。
コレ。
私達がよく見るホンアジサイは、このガクアジサイの改良品です。
原産地である日本では昔、アジサイはそんなに人気がなかったそうです。
歌にもあまり詠まれていないようで。
しかし、そのガクアジサイは、古く中国へ渡ります。
やがて、18世紀になるとヨーロッパへ持ち込まれるのです。
品種改良され、西洋アジサイ(ハイドランジア)と呼ばれるものが、再び大正時代の日本へ渡りました。
逆輸入というわけですか。
そんな経緯があったとは。
こちらは手毬咲き。
素人の私には、西洋アジサイと日本のホンアジサイを見分けることはできません。
西洋アジサイは、大ぶりで赤、紫、赤紫というような色が主流だとか。
でも、純白の品種もあるんですよ。「アナベル」といって。
「アナベル」は、北アメリカに自生するアメリカノリノキというアジサイの仲間をオランダで品種改良した西洋アジサイなんですって。
紫陽花ひとつとっても、世界の交易の様子が垣間見えます。
東西交易ってロマンですねぇ。
では、今日はこんなところで。
おやすみなさい、よい夢を。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(^^)