印象をただよう告解部屋

キラリと思い浮かんだことあれこれ

美術

爽やかな軽井沢の朝。ピクチャレスクガーデン/絵本の森美術館(ムーゼの森にて)

おはようございます、Clariceです。今回は、書けていなかった軽井沢旅の二日目を振り返ります。 lavandula-pinnata.hatenablog.com この旅の続きです。 今回宿泊したホテル。ありがたいことに、結婚した同期のコが駅から近いところを手配してくれていました…

in the fog―Impression of water III

あけましておめでとうございます、Clariceです。去年はラジオ(という名の動画)や、作曲やら弾き語りが多くを占めていました。ほぼ右脳しか使ってなかったといっても過言ではありません。 今年はじっくりと文章を書きたいと思います。今年もどうぞよろしく…

Impression of water

こんばんは、Clariceです。久しぶりに「カクヨム」さんにエッセイを投稿しました。インプレッション・オブ・ウォーターの第二話。 美術館体験記の続編です。kakuyomu.jp エッセイに出てくるのは、徳島県鳴門市にある大塚国際美術館です。館内に展示されてい…

Impressionism

こんばんは、Clariceです。 わたくし、少々疲れてくると、決まって頭を空っぽにしたくなります。その頭を空っぽにした状態が「印象をただよう」という状態です。造語です。しかしながら、厳密にいうと本当に「頭を空っぽ」にしているわけではありません。と…

都会のオリーブ

この景色に出会い、ふと地中海の香りを思い出しました。 そして、ポンペイの壁画。 美術展で撮影したもの。彼の地にも、いつか足を運ぶのだ。

みんなだいすき印象派画家。 歴女のゆるい解説 #3

こんにちは。印象主義と呼ばれる芸術運動によって生まれた絵画をこよなく愛するClariceです。今回は、印象派が興隆するまでの流れを歴史を交えつつ解説します。雑談からはじまったシリーズものなので、まだの方はpart1から読んでみてください。lavandula-pin…

私達はデジタルの魔法を解けるのか

デザインソフトは魔法のステッキです。 これは、この告解部屋にとってものすごくブーメランな話題です。 しかしながら、Clariceはたまにバーチャルで出てくるけど、別にインフルエンサーでもないし、ましてやアイドルでもありません。 ゆえに、たいした設定…

ブロガーはVTuberになれるのか?

こんばんは、Clariceです。VTuberデビューの告知とかではないですよ、びっくりさせてしまってすみません笑 みなさんは、VTuberをご存知ですか?VTuberというのは、バーチャルユーチューバーの略。YouTuberとして動画配信を行う際に、CGキャラクターの「アバ…

印象をただよう特別美術展

こんばんは。今夜は、プチミュージアムへようこそ。会場貸し切りで、初Clariceの個展ですよ〜(*´ω`*)ゆっくりしていってくださいね。暗くてすみませんね。足元にお気をつけて。 自分が絵を描くツールは、もっぱらボールペンと色鉛筆。お手軽さが大事なの笑…

みんなだいすき印象派画家。 歴女のゆるい解説 #2

こんばんは、絵画美術も好きなClariceです。当記事は、印象派画家についてのゆるい解説パート2です。今回は、彼らを取り巻く歴史的背景に注目して書いていきます。前回の記事はこちらから。 ↓↓ lavandula-pinnata.hatenablog.com ーcontentsー ◇「みんなだい…

「怖い絵」著者による美術エッセイ集。中野京子『そして、すべては迷宮へ』感想

中野京子『そして、すべては迷宮へ』 文藝春秋, 2021/03/09 「怖い絵」シリーズなどで絵画鑑賞に新たな歓びを提示してきた著者による、 知的ユーモアにあふれ、ときにスリリングなエッセイ集。 『怖い絵』や『名画の謎』シリーズで絵画鑑賞に新たな視点を提…

みんなだいすき印象派画家。 歴女のゆるい解説 #1

おはようございます、Clariceです。少し久しぶりに、美術と歴史のお話を。自分の「好き」についての雑談です(^^) 学芸員の資格は取得していますが、今となってはいい加減なものです。ただのOLの戯言だと思って、どうぞお手柔らかにお願いいたします。 ◇印象…

アイアムア色彩フェチ。ボールペン画を描いて塗り絵してみる。

こんばんは、Clariceです。先日、書店でこのような素敵な本に出会いました。◇桜井輝子さん『配色アイデア手帖 世界を彩る色と文化』(2020)SBクリエイティブ株式会社一目惚れで思わず購入してしまいました。色の数値まで載っているので、ブログのカスタマイズ…

地獄篇第三歌 ーダンテ・アリギエリという男について

この門を過ぎれば なげきの市この門を過ぎれば 永遠の哀しみこの門を過ぎれば ほろびゆく命 いと高きもの 全能なるもの 永遠なるものを のぞけばこの門の前に ひれふさぬものなど どこにもいないこの門に入ろうとするものよ すべての望みを 捨てよ すべての…

いろいろ、色のおはなしー色彩検定2級・慣用色名についてー

こんにちは、Clariceです。 今日は色彩についてのお話を。というのも、11月に受験した色彩検定の2級に合格したのです(*'ω'*)8月くらいから、休日や仕事終わりの夜にこつこつ勉強していました。 参考書を買って、地道に問題を解くという、一番得意な勉強スタ…

映画『ミッドナイト・イン・パリ』を観た感想。1920年代のパリにタイムスリップする作家の物語が最高だった。

フランス版バック・トゥ・ザ・フューチャーのような作品だった。 終始、お洒落なテーマソングが流れ、20世紀前半の芸術家が集うパリの街並みが心地よい。 この記事はおすすめしたい映画の紹介として、オチに関するネタバレなしで綴っていきたい。 ギル(オー…

大阪市立美術館「フランス絵画の精華」展、館の感染対策&鑑賞レポート

「フランス絵画の精華 ルネ・ユイグのまなざし―大様式の形成と変容」 大阪市立美術館 (会期:2020年5月26日/火~8月16日/日) ※コロナの影響のため会期延長後のものを記しています。 ひさびさの美術鑑賞でした。 今の時期に行くべきか、と迷いましたが、予防…

イタリア・ルネサンス期、メディチ家の出からフランス王妃となったカトリーヌ・ドゥ・メディシスの魅力を堪能する― 佐藤賢一『黒王妃』の感想

佐藤賢一『黒王妃』集英社(2020) 彼女は死ぬまで黒衣を愛した──。 現代に続くファッションの礎を築いた王妃カトリーヌ・ドゥ・メディシス(1519-1589)ルネサンス期、フィレンツェで生まれたカトリーヌ・ドゥ・メディシス。政略結婚でフランス王家に入り、や…

水、睡蓮、夏の日曜日ー滋賀県草津市 水生植物園みずの森にてー

お久しぶりです。今日は、かなり足を伸ばして植物園にお出掛けしました。滋賀県の草津市にある水生植物園みずの森 というところです。蓮や睡蓮といった水生植物がメインとなっていて、とっても癒されました。園内には、素敵なピアノのヒーリングミュージック…

原田マハ『サロメ』を読んでー19世紀末ロンドンを描いた耽美で残酷な美術史ミステリー

舞台は、退廃に彩られた19世紀末のロンドン。病弱な青年だったビアズリーはイギリスの代表的作家で男色家のワイルドに見いだされ、『サロメ』の挿絵で一躍有名画家になった。二人の関係はビアズリーの姉やワイルドの同姓の恋人を巻き込み、四巴の愛憎関係に……

バベルの塔、あるいはメガロフォビアという恐怖

メガロフォビアを知っていますか? 恐怖のかたちって様々だと思うのですが、巨大なものに畏怖を感じることは、「メガロフォビア」(巨大物恐怖症、巨像恐怖症等)と呼ばれています。私の場合、都会の高層ビルや飛行機など生活に根付いたものは大丈夫なんです…

『モチーフで読む美術史』のレビュー ~美術鑑賞が数段楽しくなる!!~

この間、本棚に眠っていた読みかけの本を見つけたので、最後まで読んだ。 宮下規久朗『モチーフで読む美術史』1・2巻 初版2013年、筑摩書房本書は、著者が新聞のコラムとして書き連ねた記事が加筆修正され、まとめられたものだ。焦点は、美術作品でよく取り…

印象派画家クロード・モネのドラマチックな生涯

はじめに 下積み時代 生活の激変 晩年 おわりに 参考文献 はじめに 「印象派」と呼ばれる画家たちの色彩豊かな絵画は、日本人にとって馴染みが深く、最も人気の高い絵なのではないでしょうか。 以前、クロード・モネの「印象・日の出」を目玉作品とした巡回…

映画『真珠の耳飾りの少女』の世界

はじめに 愛に障害はつきもの 画家の生活 光へのこだわり おわりに はじめに 久しぶりに映画を観ようと、アマゾンプライムビデオを漁っていたら、前から気になっていた「真珠の耳飾りの少女」という作品を見つけた。 本作は2004年に公開されている。 17世紀…

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