印象をただよう告解部屋

キラリと思い浮かんだことあれこれ

Cathedral、桜の重ね、花盛り

こんにちは、Clariceです。

ようやく桜についての記事を。

先日、お花見を兼ねてお散歩しました。

平日の午前中をあえて狙って行ったので、人が少なくてホッとしました。

素敵な写真がたくさん撮れたので、見ていってくださいな。


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◇やっぱり西洋建築大好き

さっそく(⁉)道すがらにカテドラル、発見。


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町にこんな立派なローマカトリックの主教座聖堂の建物があるなんて、と驚きました。

日本に教区って概念あったんだ(;^ω^)

自分にとっては遠い遠い、ヨーロッパの世界でのことかと思っていました。

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歩いていくと、澄みわたる青空を背景に桜色が目に飛び込んできました。
映えますね~!

◇右近の橘、左近の桜

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そして、これは橘でせうか。

ユズかな、ミカンかな('ω')??とアホなことを言い合っていましたが。

よくよく考えてみると、桜とともに植わっていたなら、橘というのがしっくりきます。

「右近の橘、左近の桜」という言葉。

お雛様の左右の飾りも、こうして覚えておいて飾りますね。

京都御所にある、紫宸殿の前庭には正面の階段から見て右側に右近の橘、左側には左近の桜が植えられているそうです。

平安時代の雅な名残です。

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ちなみに、平安時代の桜というのは、山桜を指します。

今、そこらで咲き誇っているソメイヨシノが植えられ始めたのは、近代に入ってからのことです。

◇桜の重ねと、源氏物語

平安貴族の装束の着こなしに、「桜の重ね」というものがあります。

表に白、裏に赤、という組み合わせです。

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赤の下地が白に透けて、ほんのり桜色になるという繊細な重ね方なのです。

源氏物語でも、光源氏がこの直衣を着ている場面がありました。

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源氏物語の「花宴」の巻、好きなんです!
また語ってもいいですか?

「花宴」のヒロインとして描かれる朧月夜の君は、光源氏の敵かたである右大臣家の家柄の女性です。

一夜をともにしたにも関わらず身分を明かさなかった朧月夜。


別れ際に、また逢いましょうと二人は扇の交換をするんです。

光源氏が朧月夜から受け取ったのは、桜の扇でした。

のちに、光源氏は桜の重ねの装いで、右大臣家の藤の宴に出席します。

朧月夜に気づいてほしかったんですね~(^^)

本当に朧月夜との逢瀬のシーンは、幻想的で絵画的。

1番好きなシーンなんです。


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一気に話しすぎてしまいました。

お茶休憩です( ・∀・)っ旦

◇むすび

桜って優美で、本当に心がパッと明るくなりますね。

私は、紅葉も勿論好きですが、やはり花盛りの春、好きなんですよ。


春の女神、プリマヴェーラ

色彩鮮やかなテンペラ画。栄華を極めたメディチの遺産。


とにかく花は、どんな時世でも同じに咲きますね。

四季豊かな日本に生まれてよかったな、と思います。

では、今日はこのあたりで。



今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!(^^♪

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