先日、桃の節句ということでお花を見に行きました。
お目当ては、桃ではなく梅です。
久々の外出でした。ようやく記事にできてよかったです。
場所は京都・城南宮のお庭・楽水宴へ。
源氏物語花の庭、と親しまれるこのお庭。
源氏物語に描かれた花や木々が約80種以上植わっています。
写真とともに、雛祭りと源氏物語のいろいろ綴ります。
-contents-
◇雛祭りの起源、曲水の宴
通常ならば、曲水の宴が催されます。
この曲水の宴が、雛祭りの起源なのです。
上流から流れてくる杯が自分のところに流れてくるまでに、お題に従って歌を詠むという神事です。
流し雛の風習のもとになったそうです。
その歴史は古く、奈良時代に中国から入ってきたのだとか。
平安貴族の装束を身に着けて、歌を詠むなんてとても雅ではないですか。
一度、見てみたいものです。
(コロナ禍なので、去年の行事は中止だったそうですが)
ツバキも艶やかで大変綺麗でした。
◇メジロがたくさん
たくさんの梅に、それはもうたくさんのメジロを確認。
目標の鳴き声を捉えました。至急ターゲットを転送します!
梅とメジロ pic.twitter.com/oPjo4a5Cwr
— Clarice (@Lavandura_room) 2021年3月5日
これがほんとの目白押し、ってか(^ω^)。
だれが上手いこと言えと。っていうやりとりをしていたんですけど。(関西人)
周囲のおじさんおばさんも、まぁ行く先々で口々に同じようなやり取りをしていまして。
大変恥ずかしゅうございました。
まるで花の絨毯のよう。
桃源郷ってこんな感じかしらと思いました。
◇源氏物語の好きなエピソード
閑話休題。
源氏物語の庭、ということで。
源氏物語は、宇治十帖までしっかり大好きなんですよ。
そのなかでも、朧月夜という女性のエピソードが一番好きなんです。
(変わってますかね。笑)
光源氏とは敵方の、右大臣の六の君である「朧月夜」。
「照りもせず 曇りもはてぬ 春の夜の 朧月夜にしくものぞなき」
光源氏は、彼女の正体を知らずに出会い、彼女が口ずさんでいた歌から「朧月夜」と呼びます。
結局、ここから始まった逢瀬は世間にばれてしまい、光源氏は須磨へと流されてしまいます。
余談。
高校時代に和歌を詠もうという授業があって、そのときは桜がテーマだったのですが、私はこのような歌を詠んだらしいのです。
このあいだ日記を見返していたら、発掘しました。
朧月夜をイメージして詠んだと、ませたことを書いてました。
今思えば、なんだか偉大な歌人たちのパッチワークみたいな歌です。
よくよく思えばですよ。この時代の花の宴の「花」って、桜じゃないのではって思ってきました(;^ω^)
江戸時代などは、花見と言えばもちろん桜って感じがしますし、室町・安土桃山時代も秀吉が醍醐で花見をしていたような。
ご存知の方、誰か教えてくださいな。。
(↑残念。この開花は季節が違ったようです)
ですが、自分の日記には公家の血をひく講師の先生に一番だと褒めてもらって、嬉しかったとありました。
文系のクラスのなかでも、究極に文系をこじらせていたあの頃。。(文系仲間いっぱいで、とても楽しかったです)
ああ懐かしや。
今週のお題「雛祭り」
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!(^^♪