印象をただよう告解部屋

キラリと思い浮かんだことあれこれ

爽やかな軽井沢の朝。ピクチャレスクガーデン/絵本の森美術館(ムーゼの森にて)

おはようございます、Clariceです。

今回は、書けていなかった軽井沢旅の二日目を振り返ります。


lavandula-pinnata.hatenablog.com


この旅の続きです。


今回宿泊したホテル。

ありがたいことに、結婚した同期のコが駅から近いところを手配してくれていました。

綺麗で落ち着いたお宿でした。




私が早くに起きて物音を立てないように白湯飲んでたら、時間ギリギリを攻める先輩はやはりギリギリに起床。

朝一に白湯飲む人本当にいるの!と言ってめっちゃ笑ってました(*´ω`)


この旅では、私がビビりなのを見越して先輩が事前に

「私は分単位を攻めて生きてる人間だから、時間かつかつでも心配しないでね」

と念押ししていました。(優しい泣)

「毎回、絶対、間に合ってるから。そこの時間感覚は体感でわかるから!」とお上品に笑っていました。


これまさに価値観が正反対でも、ちゃんと話し合うことができたらうまくいく証左。

何年も現場でいっしょに働いてきたキャリアは伊達ではありません。


ちなみに、新幹線の出る5分前に「今からスタバでコーヒー買ってくる」というのは全力で阻止しました。長蛇の列だったのを見ていたので。

朝食はビュッフェ形式。

パン派ですが、この日は和食にしました。

庶民のわたくし、前夜の披露宴でお洒落なフルコースを食べて、胃がお粥を求めていました。


そして、さすが長野というか、果汁100パーセントのリンゴジュースが美味しかったです。

窓際の特等席。鳥のさえずりがずっと聞こえてきて、癒されました。


朝のOLの会話。

「この鳥のさえずり、自然音ですかね?」「さすがにSEだと思うね」「サウンドエフェクト(笑)」


同じホテルに何人かいらした他部署の先輩方が「おはよう、よく眠れた?」と言ってくださいました。

お姉さま方、朝からすでにキラキラで眩しい;つД`)


私はここまで一緒に来た同じ部署の先輩と、ムーゼの森、絵本の森美術館に行きます。

バスの時間を調べていましたが、時間の兼ね合いでタクシーに変更。

次の日、ちゃんと朝から仕事なので。

時間に追われたOLは時間を金で買うの。


すごく可笑しかったのが、先輩は旅というのに現金を最低限しか持っていなかったこと。

アップル信者で、キャッシュレス主義の先輩。

しかし、やはりところどころ現金オンリーのところがありました。


タクシーでは私も多用しているPayPay払いが不可で、現金で払おうとしたら先輩は即座に別の対応ペイを準備。

しかも、いろんなことをアップルウォッチで済ませているのを見て、すごー!と思いました。

最先端を行っている!

私も最近ようやくキャッシュレス併用の便利さを覚えました。

やはり、使う使わないは別として最先端にはアレルギーを起こさず、どんどんついていかねばなりません。


到着。

ムーゼの森は、大人の知的好奇心をコンセプトにしたミュージアムパークです。



軽井沢絵本の森美術館/ピクチャレスク・ガーデン、エルツおもちゃ博物館から構成されています。


入口を進むと、緑豊かなイングリッシュガーデンが広がっていました。

計算され尽くした見事なランドスケープでした。

花も、虫も、鳥も、たくさんいました。

虫はとにかくどこにでもいました。

「目の前の蜘蛛の巣に芋虫が!」「ぎゃー羽音!!!」


先輩があれーと首を傾げます。

アジサイって時期が終わったと思ってた。全部、白いけど」

アナベルっていうアメリカの品種ですよ、7月でも咲くんじゃなかったですかね」

「そうなの!」

前日も、式場前にたくさん咲いていたんです。

私がいちいち指さして、花の名前を言いあてるというあそび。

よく「楽しそうだね」と言われます。


まるで、レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』のようなひとときでした。

そのセンス―神秘さや不思議さに目を見はる感性―を失わぬことは、つまらない人工的なものに夢中になることへの解毒剤となる。

いつまでも持っていたいものです。



建物の外観も素敵。

中には軽井沢の歴史が展示されていました。

はじまりは、1886年にカナダ人宣教師がこの地を訪れ、避暑地として紹介したのが発端だそう。



第三展示場にはピーターラビットの展示がずらり。


ピーターのおとうさん(笑)


企画展は、「童話のなかのアンデルセン」。

アンデルセンの生涯が、絵本作品とともにキャプションで紹介されていました。

壮絶な家庭環境で育ち、惚れっぽいけども、好きになった女性にことごとく振られ続けた創作人生。

それはもう、『マッチ売りの少女』とか『人魚姫』が生まれるわけだ、と。

演劇等にも挑戦するが、才能イマイチと言われまくったとか。。

名まえの最後に「セン」とつくと、出世できないんだ!とかなんとか。(庶民の証だったそう)

なんていうか…ちょっと…その…

「女々しいな」

こんな感想しか持てないのが現場を取り仕切るOLの現状ですよ。。(不謹慎すぐる)


キャプション書いてる人もちょっと面白がってキャッチーに書いてそうだね、と笑いました。

やはり、家族連れのお客さんが多かったですね。子供も親も楽しめると思います。

こういう美術館の展示というのは、プロデュースのセンス次第、切り取り方次第ですから。


アンデルセンってトラウマ級のものも多いよね、と先輩と言い合ってました。

これまた、トラウマ級の詩が数多くある、(みんなだいすき)マザーグースの影響も色濃いです。

学生時代、19世紀頃のジプシー研究から派生してフォークロアもかじっていたので、とても興味深かったです。


そして、「赤い靴」の原画。

不謹慎ながら、二人ともここの英文にいちばんはしゃいでしまいました。(ツボは似ている。。)

靴が勝手に駆けていって、イラクサのなかに「ぎゃー」ってシーンだよね、これ!と。

最後は、私が幼少期に読んだ絵本では、親切な木こりのおじさんに足ごといかれて、義足になり改心するという恐ろしいエンドでした。

She had to dance…into the Dark Forest…

嗚呼、アンデルセン。。笑


つづく

次回は、おもちゃ博物館の企画展示「エルツ地方のミニチュア」展と帰路について。




今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!(^^♪
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