こんばんは、Clariceです。
今日も職場では、相も変わらず、教育三昧です。
というのも、業務が多すぎて、仕事をばんばん振らないともう溢れてノイローゼになるから。
デザインができるパートさんに、表やマニュアル、マップ作り等の雑務を手伝ってもらっております。
もともとの文化としてこういうのは社員が残業してやる仕事だ、という固定観念が根強かったのですが、そんなのは変えていかねば。
二十歳のコに任せてみたら、イラストレーターやフォトショップをさわりだけ教えるだけでサクサク使いこなすではありませんか。
素晴らしいことです。存分に発揮してもらいたいところ!とても助かります。
調べればわかるような操作の不明点はググってくれるし、フィードバックは全部吸収してくれる。そして謙虚。
(今さらですけどggrksって実によくできたスラングですね)
―データ重くなると後でひらけなくなるから画像の解像度は350dpiにして、使用サイズに落として。リンクは必ず埋め込んでね。
―はい、勉強になります。
ほんと伸ばし甲斐があります、、社員になって、、
(しかし、現場への指示出しや夜勤や二交代は嫌でしょね。若い女の子にお勧めはしたくない。。)
PC作業を教える時、Macの操作を知らない方には基本の基本から教えるので、それを日常業務と並行してやるから、相応の悟りが必要です。
時間があったらなんぼでも、なんぼでも教えてあげたいです。
でも時間に追われている日は、早口になったり急かしてしまったりして、申し訳なくなります。
―サーバに接続、、ですか?デスクトップ…とは?ローカル、フォルダ…?
もーう、図解して教えてあげます(^ω^)
私も、そうでした。
新卒の頃、機械音痴過ぎて毎日、自己嫌悪。
過去の自分を見ているようで、助けてあげたくなります。
適材適所、なんて言っていたら、適所以外のことが一生できないですから。
誰が何の仕事に当たってもある程度できるという汎用性が、システムとして最も強いことを私は信じています。
そしてお互いの気持ちがわかるから、マウントが生まれづらく、フラットな人間関係が構築されやすい傾向にあります。
また歴史になりますが、古来、農業技術が伝来してから、豪族が現れ、上下関係が形成されたのですよ。
持つもの、持たざる者の構図があると、そこには立場の差ができてしまいます。
人間の性質として、得意不得意はもちろんあると思います。しかしながら。
システムが高度化、複雑化しすぎた世界において―
過度な分業化により、各工程が断絶し、知恵の占有が行われ、交流に壁が生まれると、わずかなほころびから総崩れになるのは歴史が物語るところ。
むろん諸説はありますけど。
◇
あくる日、大学でずっとデザインを勉強してきたデザインエリートさんに任せてみたら、その人は、、向いてなかった。。
こだわりが強すぎて、全然進まない。
我々が求めているのは、スピード感と最低限のクオリティなのでした。
私も思わず、あのねぇと姿勢についてお話してしまいました。
―はじめはデザイン性も美的センスもいらないですよ、工場なんだから、ある程度デフォルメして。
とにかく誰が見ても見やすくシンプルに。それから表やレイヤーはとにかく更新しやすくしてくださいね。
―どうしましょう、ここのレイアウトと文言にすごく悩んでいて、、ここは画像をいれるべきですか。
―レイアウトなんか最後でいいのですよ。たたきを作って、とにかく色んな方に、実際の作業者の方たちにご助言もらって直しながら進めてください。
幸い、その方は純粋で学びの姿勢がとてもあるから、なんとか指示通りに奮闘してくれています。頑張れ、頑張れ。
効率重視ならば、100点満点中60点のものを最速で作って、依頼主の要望を聞いて方針を修正するのが、どう考えても最速なんです。修正ありきなんですから。
ましてや、仕事に求められる能力というのは、生産性なのですから。
芸術肌の性分の方には申し訳ないですけど、必要なのは、均一的な仕事の質です。
ライン製造をはじめとして、なんでもそうです。
今、任せている仕事は、時給が発生している以上、職業デザイナーなり、職業ライターなりにならねばならないのです。
オリジナリティなどプラスアルファにすぎぬのであって、まずは認められるだけの働きを示す必要があります。
本物の実力と誠意を前にすれば、周囲は認めざるを得ないもの、だと思うのです。
以前、いわゆる「無敵の人」が、お前らは人を駒としてしか見ていないだろ!と癇癪を起してトラブル勃発、となったようですが、実際社会の駒ですよ。私もね。
年下から指図受けたくなかったら、工場の派遣向いてないですよ。
あと工場はコミュニケーション能力いらないから楽ってのも都市伝説ですよ。
バイト経験から、接客の方が形式さえ覚えて仕舞えば単純に思うのは私だけ?
まぁ何にせよ、みんな、より能力の高い駒として認めてもらえるよう毎日、嫌なことも我慢して頑張っているんですよ。
その事実は残酷ですか。
◇
我々は、ひとつの作業にかける人件費を時給から割り出して、生産管理しているのです。
(昔の私が知ったら軽蔑しそうな、最悪な習慣)
困ったことに、癖づいています。
しかし、教育だけは初期投資、いつか必ず助けになる。情けは人のためならず、と。
さらに私にとっては、人が何か出来るようになるのを助けるのが好きだから、プライスレス。
悩んだ分だけ、いつかできるようになると思います。
君ならできるから、頑張ってみてね。
なんて言っていますけど。
もう休日になったから、そんなことは関係ないし心底どうでもいいのです。
また、印象をただよいましょう。
今週のお題「習慣にしたいこと・していること」
―さすがにシニカルすぎますかね。