印象をただよう告解部屋

キラリと思い浮かんだことあれこれ

嗚呼、愛しのチョコミントと学友

こんばんは、Clariceです。

この夏の思い出をつづります。

まだ夏の記事を書いているのかと思われるやもしれませんが、我がブログに時系列はあってないようなものなので問題ありません。


8月下旬、文通友達のKから「すごい素敵なかき氷があるから食べに行こう」と連絡がありました。

大学時代の友達です。

月に一度くらい、森見登美彦氏の文体で手紙のやりとりをしています。

私は、嬉しいお誘いに「行きませう、行きませう!」と飛びつき、インスタで人気のお店ということで2週間前から予約してもらいました。

ふたりともチョコミン党の支持者だったのですが、いつかいつかと言ってたらコロナが流行り、数年越しで叶いました。


洗練されたシティーガールの彼女は、私の師匠的な存在です。

オシャレだし、とにかくセンスが良い。そして、べらぼうに歌が上手くカッコいいのです。

彼女は他大学出身なのですが、欧米歴史文化の学部に所属していたので、歴史トークになると秀逸な返しをしてくれます。

私がいい加減なことを言うと、叱ります。笑

ヘラったり甘えっぽいことを言うと、ストレートな正論パンチが返ってきます(ぎゃー!)

大学時代の私は、ポラリスちゃんの慈悲深いアガペーと、Kの無慈悲なド正論のはざまで育ちました( ´∀` )

でもまた今度、そのメンツで遊びに行きます。3名ともタイプが違いすぎてカオティックです。


Kは貿易会社に勤めており、通関士の資格を存分に活かした仕事をしています。

私は現場の荒波を泳ぐ身なので、お互いの共通項である物流の話をしていました。

恐ろしい大量消費社会である、と。

移ろう世に適応しなければ、一瞬で置いて行かれるね~と言いながら、注文を待っていました。

会うたびに、仕事辞めてー!転職したい!とは言いつつ、辞める気配のないふたりなのであった。

仕事への姿勢は、たぶん一番似ていると思います。


そして、来ました!チョコミント様!!!!!


もう私たち、これくらい濃密なミントでないと納得できません。

歯磨き粉ペーストなんて言ったらだめです。

これ、氷の中にも、チョコミントアイスが入ってるんですよ。

夢の詰まった、理想的な氷でした。

二週間前から予約してもらって感謝でした。

過去イチのチョコミント!!


その後、ロフトとかユニクロに行ってももう双方職業病がひどく、衣服の構成繊維の話とか、原価の話ばっかりして、付加価値がどうの、マーケティングがどうの。。

もっと純粋に楽しまないか!となるようなショッピングでした。笑


そして、私はこの日、数日前にぶち壊れた腕時計を買い換えたのでありました。

このあたりの期間、仕事の人間関係でうまくいかず、メンタルブレイクして荒んでいたのですが、Kはやはり正論パンチでした。

「仕事がうまく回せないの、図星差されて今その状態なんだね」

Kは本当に核心を突くというか、物事の本質を見抜くのが得意というか、やはり私と同じ歴史学専攻者なのであった。容赦がない。

私が私でなかったら、泣いていたぞ。


私「マキャベリの『君主論』を読もうと思ってる」

K「(爆笑)メディチ家の統治か!」


荒んだ私の冗談にもちゃんと返してくれる、いい友を持ったなぁ。

そういえば、コロナが流行ってて店頭にカミュの『ペスト』が並んでるときも、

私「デカメロンを読もうと思う」

K「中世のエロ本じゃん!」

と言ってくれたっけ。優しいなぁ。

こういう話をはじめると、周囲が首を傾げて、「怖い!何の話!」と離れていくのでした。


学生時代、Kはラテン語をやっていたのだった。イタリア文化史には異様に詳しい。

多神教から、キリスト教が国教となり、ルネサンスが爆発したローマに神も仏もあったもんじゃない、という感じ。(仏は言い過ぎた)

そういったことを知っている彼女の達観したところにシンパシーを感じるのです。

それでも、唯一のクリスチャンであるポラちゃんの素晴らしい人柄には頭が上がらず、ふたりとも大人しくしています。


来月、Kとポラリスちゃんと、3人で会います。

また、面白いことが起きそうです。

サークル時代はやっぱり方針とか考え方でぶつかったこともあって、今でも変わらず何でも言える仲すぎて、たまにモメるけどね。笑

大人になると本音を言える存在というのは、貴重です。




今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!(^^♪

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