こんばんは、Clariceです。
Youtubeチャンネルを作ってから、ゆるく運営しているのですが、その感想を述べたいと思います。
「印象をただよう音楽堂」では、オリジナルBGM、歌ってみた動画、ピアノ演奏をアップしています。
現時点でいちばん再生回数が多い動画は「夢のゆくえ」のカバーです。
この曲は、手元を映し、歌とバーチャルClariceを組み合わせた初めての動画でした。
パッチワークのような創作作品です。
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皆様にはご存じのことでしょうが、私はピアノがうまくありません。
ですが、拙いながらも公開し続けるのは、音楽がコミュニケーションツールとなることを強く信じているからです。
これは、学生時代のコーラスやゴスペルの経験から得たことです。
いつも人のなかで歌っていました。
誰かと歌でつながること、それが何よりの多感な時期の揺れやすい精神への薬効でした。
音楽が楽しかったという思い出はたくさんあります。
同じコーラス部だった友人ポラリスちゃんの教会の、フィンランド宣教師の牧師先生のお宅で、ゴスペルに触れたこと。
ペルー発祥のカホンという打楽器を叩き、牧師先生の奥さんがピアノを弾き、子供たちも一緒に歌っていました。
それから、大学のサークルでライブの練習のために、山に囲まれた夏の高原で朝から晩まで歌っていたこと。
小さなキーボードひとつあれば、音楽が周囲に人を集め、みんな笑顔になれることを知りました。
ライブやステージなんて大げさなものでなくても、身近な娯楽として音楽はいつもそばにあって。
ポラリスちゃんは、高校時代、放課後の音楽室でよく弾き語りをしてくれました。
私がリクエストすると、知っている曲なら何でも弾いてくれるのが魔法のようで、憧れていました。
バイト禁止の学生だったので、遊ぶお金がなかったから、暇さえあればずっと歌っていたような気がします。
彼女はクリスチャンで、正式な洗礼を受けています。
だから、彼女の歌うゴスペルは本物なんです。
信仰を持たない私の歌はいつまでたっても真似事と思います。
しかし、当時いろいろなことが辛くて仕方ない時期でした。
あの音楽室の時間が確かに、自分にとっての救いだったようです。
厳格だった数学の先生は、自分が部長だった時の文化祭ステージを見て涙が出そうになったと仰いました。
それはそれは嬉しかったです。
そんな思い出の欠片が、Clariceを歌へ、音楽へ、向かわせるのです。
何度も書いてますが、自分は無宗教で、個人としての信仰は持ちません。
しかし、自分の音楽のルーツはこのあたりの経験がもととなっています。
辛く打ちひしがれそうなときでも、音楽が優しい力になれば。
私のそう思う気持ちだけはきっと本物で、本当にそう願っているのですよ!
今年も、大好きな歌を、好きなときに、好きなだけ、歌いたいと思います(^^)
届くべき場所に、最適な形で、届くといいなと願っています。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!(^^♪