おはようございます、Clariceです。
ジメジメとした、曇り空の多い季節となってきましたね。
しかし、雨もそんなに嫌いじゃありません。
だいすきな紫陽花の季節だからです。
◇
先日は、紫陽花観賞をしてきました。
大学時代の仲良しグループがいまして、それが数年ぶりに全員揃ったのです。
就職でけっこう各地に散らばったので、集合できるのが本当にレアでした。
約束していた日の天気はあいにくの雨予報。
どこ行く?と話し合っていたのですが、紫陽花見に行こうとの提案があり、みんなが賛成してくれたのがとっても嬉しかったです。
さすが、梅雨の楽しみ方をよくわかっている!
紫陽花は曇天こそ、活き活きしますから。
軽く、その日のメンバーを紹介しますと、学生時代の専攻が東洋史、日本史、西洋史、建築史、情報系、といろいろいます。
歴史好きの集まりですが、興味の範囲がばらばらで、話がとても面白いです。
ですが、まぁ植物の話となると主に私の蘊蓄がとまらず、なんでそんなに詳しいの!と、つっこまれました。笑
詳しくはこちら。
↓
lavandula-pinnata.hatenablog.com
私は日本固有種であるガクアジサイがすきなんです。
むかしむかし、日本で紫陽花はそんなに人気がなく、和歌に詠まれることも多くはなかったのです。
紫陽花は、「四片(四葩)の花(よひらのはな)」とも呼ばれ、和菓子の名前としても知られています。
ガクが四片あることから、ついた呼び名です。
紫陽花の「花」の部分は、ガクに囲まれた、まんなかのツブツブらしいんですよ。
それにしても、淡いグラデーションが美しくて。
光を反射して、紫陽花自身が発光しているようにも見えました。
もしかして、LED搭載されてる!?って言い合ってました笑
パープル、ピンク系の紫陽花も、花冠のようで可愛らしいです。
◇
水辺には、巨大なハスの葉っぱが浮かんでおりました。
ハスの葉は撥水性があるため、仏教世界では「煩悩にまみれない清浄なもの」の象徴であるそうです。
蓮といえば、お釈迦さまだよね~という話をしていたら、日本史専攻のひとりが言いました。
「極楽浄土って英語でどう訳すのだっけ?」
「paradiseじゃないのかい?」
「いやいや、もっと腑に落ちた訳があったの!もうちょっと、素敵なやつ」
とのことで、みんな考えましたが、結局ググりました。笑
「あ、これじゃない!?pure land!」
「それそれそれ!すっきりした!!」
浄土教の文献か何かで読んだのでしょうか。このやりとりがその日イチで面白かったです。
その後、一緒に歩いていたコが、「行けるかなぁピュアランド」とぼやきました。
「功徳、積まなきゃならんね~」
とか言い合っていました( ´∀` )
でも、この厳しい社会は、ピュアランドの住民ではやっていけないもんね笑
みんな、ステージは違えどバリバリ働いてるから、うまいこと社会の荒波を泳いでいる。
転職しても、しなくても、当初の夢をいったんは諦めても、虎視眈々と勉強して、、偉すぎる(´;ω;`)
私もあっさり影響され、ほんとにいろいろ頑張らなきゃと思いました。
まぁ、その直後、言葉の響きが似ているからって、サンリオピューロランドの話になってましたけどね笑
死後も、こうやってみんなで変わらずワイワイできるなら、もっと功徳を積もうとも思いますね。
まぁ現世でもっと集まっておかなきゃなんですけど。
今何の本読んでるの?
私思わず、「めっちゃ重いじゃん。病むよ」。
友人「いやいや、目を背けてはいけないのだよ」。
バリキャリのめちゃモテOL(私からみた彼女の印象である)でも、『坂の上の雲』を読む時代ですよ。
私も見習わねばなりません。
ちなみに私が今読んでるのは、ブッツァーティの『タタール人の砂漠』。
ちなみに東洋史専攻だったコは、今はタイ語の勉強しているけど挫折しそうとのこと。
最近のアジア情勢と所感について教えて~って言って、聞きまくりました。
◇
そして、その日を境に(でもないけど)しばらく日のとっぷり暮れた時間まで残業が続く。
誰も頼れず自分で抱え込んで残っているわけではなく、みんな終わらぬ仕事を一所懸命こなしている日々なので、自分でも納得の上でこの時間。
しかしながら、このあいだ集まった友人たちも同じような状況でした。
なんだ、みんな一緒なのかい。諦めとともに、ちょっと安心しました。きっと似たもの同士なのでしょう。仕事への姿勢も。
ときどき、会えるとそんなことを思います。
雨雲の切れ間から覗く星々は綺麗でした。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!(^^♪