印象をただよう告解部屋

キラリと思い浮かんだことあれこれ

Serenade

昨夜は21時も過ぎたころ、牛丼屋に寄って夕飯を済ませたのだが、同じようなサラリーマンがいっぱい居た。

帰るのにも疲れすぎていて、あまり味は覚えていないが、多少元気になった。


また、もめ事だ。社員同士の。それで遅くなった。←は?

たかが配置換えで。導線とか配線問題もあるから、されど配置換え、なのはわかるのだが。

どうして他者の提案を否定してキレるんだろ?

私はもともとこういう話し合いにはあまり首をつっこまないようにしている。
自分のこういう姿勢について、気に食わない先輩もいるようだが。

しかし意見がもうすでに混戦しているところに何か言ったところで、火に油なのだ。

折衷案の提案さえも、これまでさんざんつっぱねられてきたのでもう何も言うまい。


ひとしきり終わって、また上どうしの喧嘩をおさめるため、今後の面談の予定が入り、そのあいだ他の者は抜けた者のぶんの業務をやるのだ。

効率性、生産性、PDCAだのSDGsだのなんだのと掲げようと

こういった争いがいちばん非生産的で環境に悪影響を与えていることに、どうして気づかないのか。

どうして喧嘩になるんだ?動物園かここは。


どっちに何対何の割合で非があるとか、そんなことを言い合っていたりするのだが。

まったくもって無駄な考察だ。

なぜなら、どのような理由があろうとも、ものにあたったり人にあたった時点で反則負けとなるべきだからである。本来なら。

人や資材にあたった時点でハラスメントおよび器物破損で逮捕だろう。

更生施設にぶちこむなり、写経なり座禅を組ませるカリキュラムを組みこめばいいのでは。

いや、そんなことに金をかけるのは、もはや無駄というものだ。

今日も無駄な時間と労力が奪われる。


上司(この人もまだ若い層だ)は、いちばん下っ端である私に、気まずい思いをさせてごめんね、と言った(仲介役のこの人は悪くないのにね)。

もうどうしたらいいんだろか。こんなことに労力を割いている場合ではないのに、と。

まぁ根っこのおおもとが腐ってるから、こんな我々のような末端まで苦しむことになるのでしょうね、とかばっておいた。

私は、もはや何をかばってるのかわからん。20時をすぎていたからもうどうでもよかった。

業務は明日に持ち越しだ。


アンガーマネジメント、ですねぇ。とネットで検索して見せた。

こういうものの存在を周知していかないと、そのうち、うちのチームからハラスメント、出ちゃいますよと。

受け手がハラスメントと感じたら、成立するのだ。

その線引きは、受け手がするのだ。証拠などいくらでも出てくるだろう。


私が先輩の立場だったら、後輩にこういう面も含めて教育する。

仕事は年数に応じて大抵はできるようになるのだ。はじめに肝心なのは道徳観と、周囲とコミュニケーションを取れるよう道を開いてやることだ。

その人の人生のためにも絶対にパワハラ社員にさせない。


でも、その気概が上から感じられない。何を言っても無駄だと思っているのか、やはり可愛い後輩を少しかばってる節があるのじゃなかろうか。

上はそれで「やれやれ、頑固だな」なり「まだまだ未熟だな」で済むかもしれないが、後輩からしたらいい迷惑である。


私は、ある程度の耐性はあるが、ひとつ上の先輩は最近パニック症の予期不安から薬を携帯している。

自分は最近、「”うまく”やっていて、すごいと思うよ」と何人かの先輩から言われた。

”うまく”できているように見えるだけで、それなりに色々あって今に至るのだが、

同世代よりは多分こういうまったく意味のないくだらん人間関係に対して完全に冷めている。

だいたい、他者に期待するからいけない。

勝手に期待して失望して馬鹿らしい。


疑心暗鬼になるのとはちがう。そんなでは何もできない。

私は基本的になんでも信じるスタンスだ。しかし、あらゆることを信じることは、あらゆることを疑っていることと変わりない。


上司は、他人を肯定しないと自分を肯定できない、と言った。その通りだ。

以前私の友人も言っていた。他人は自分を映す鏡だ。

耳が痛い。

言われていたら、自分も言っているのだ。


しかし、嫌われることなくして、好かれることはない。

私が監督業で悩んでいるのは、嫌われたくないことではない。

まだ周囲を引っ張っていくには、自分の手腕に自信がないだけだ。


上司は「他人を否定するな」と紙に書いて貼るかーと言っていた。学級活動のようになってきたなぁ。

そこからか。先が思いやられる。


帰り、玄関で前部署の後輩に会った。

私はそれだけで救われた気持ちになり、「元気~~?」(21時も近いのだから元気なわけないのだが)って聞いたら、

「もう助けてください、仕事が多くて!!」と言って泣きついてきた。


前部署に戻ってほしいと、多方面からお誘いはあったが、やんわり断ってきた。

でも、自分の直属のもと後輩ちゃんたちの定着率がとても高いのは、私のひそかな誇りだ。

しかし辞めたいと言っていたら、引き止めないかもしれないなぁ。

幸あれと言って送り出すかもしれない。

でも一緒に夜勤とかやってた直属の後輩のパターンはきついかもしれないなぁ。


私の同期で親友でもあるモノリスちゃんは、絶賛転職活動中だ。

私も今後どうなるかわからない。

社会勉強感覚の域をはるかに超えすぎてきた。


上司たちも私に実績を積ませようとしてくださっている。

やる気スイッチを入れようとしているのがわかる。


しかし、今の私からニヒリズムを差し引いたら、冗談抜きで完全な社畜となり、過労死するだろう。

やる気スイッチの場所なんて本人にもわからないのですよ。

何かの拍子でオンになったり、オフになったりするもので、強制されると自動停止装置が発動する。

まずは滞留した暗澹たる空気を綺麗にするところからだ。


最近、自分の人生について考えることが増えた。

しかし、人生を楽しむためには、ある程度の安定した収入が必要だ。

そこは譲れないから悩ましいが、踏ん張り時かもしれない。

今、楽しくはあるんだけどな。


先日は職場でパートさんからバレンタインのチョコレートをいただいた。

お姉さん社員から「いつもありがとう」と塩キャラメルをいただいた。(私、何かしてたっけ?)


これが、現場だ。これが人間なんだよセバスチャン!!!!!


とまぁ、こんなふうに文字に書いて悩んだりするのは多分、無駄じゃない。

自分なりに考えの整理をしているのだから。これも一種の娯楽だ。


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