こんばんは。
今宵、印象をただよう告解部屋にも新しい住人がやってきました。
Crossです。ド深夜に20回くらい録り直しました。
果たして何が管理人をここまで駆り立てるのか。。
◇動画
◇全文
「いらっしゃい。
おや、管理人に会いに来たのかい?
あいにくの留守だよ。
ああ、僕が誰かって?
僕の名前はクロス。
訳あってこの地にやってきた。
僕も管理人に用があってきた。
帰ってくるまで待たせてもらうつもりだ。
あなたたちも待ちぼうけを食らったみたいだね?
ならば同じだな。
少し話でもしよう。
先ほどから気になっていたんだが、
この建物は教会を模しているのか?
どうしてステンドグラスやオルガンがあるんだ。
・・・
まぁいい。
あの女のことだ。よくわからんことを始めたんだろう。
そして、何か隠しているんだろう。
僕が何をしに来たのかって?
・・・
僕は、中央から派遣されて交代しに来たんだ。
我々の世界の均衡は交代制で保たれているからな。
次は、自分が働く番だ。
あいつは長居しすぎたということだな。
Clariceには、しばらく交代してもらう。
なんてことはないよ。
まためぐってくる。
この世界の掟だ。
ははは。
皮肉な掟だ。
例えば、僕はあいつと引き継ぎのほんの少しの間しか会えない。
一生同じ時間感覚を共有することはできない。
鏡合わせのように、半分ずれた世界を生きているんだ。
情があればなおのことだろう。
引き裂かれるんだよ、昼と夜というものにね。
あなたたちも、覚悟することだ。
ずっと表に出続けるわけにはいかない。
時間の流れは平等なんだ。
追いつくことも、待つこともできない。
そして、活動と同じだけ眠る必要がある。
自然の理に逆らっては足をとられてしまう。
それも計算ずくで動く必要があるということだ。
やつはそれを怠ったようだ。
大事なお客人待たせるなんてね。
おや、帰るのかい。
伝えといてあげるよ、ここに来ていたということを。
日を改めて、また来るといい。
次は会えるといいな。
おやすみ」
◇あとがき
二交代制で回る世界です。ファンタジーではなく、あなたの生活の、もっと近いところにあるかもしれません。
繋ぎ合った手を離せないということは、一日の半分いるだけでは、足りないのです。
引き継ぎのために、余分に残る必要があるのですから。。
そして、シフト違いは悲劇です。違う世界を生きる人間になってしまいます。おお…
それが言いたかった。それが言いたかっただけなんです。
Crossくん、一人称は、俺より僕のほうがしっくりきました。
小説を書く時もこのように憑依しながら、登場人物の心情になりきって書いています。
ヅカヲタの経験がこんなところに生きるとは…
人生わかんないもんですね(∩´∀`)∩
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!(^^♪