印象をただよう告解部屋

キラリと思い浮かんだことあれこれ

賑やかな軽井沢の午後。エルツおもちゃ博物館/軽井沢駅周辺

こんにちは、Clariceです。

少々あいだがあきましたが、軽井沢旅の記録の続きです。



前回の記事。
lavandula-pinnata.hatenablog.com


ムーゼの森のなか。

本の森美術館に続き、エルツおもちゃ博物館を訪れました。

開館25周年記念ということで、企画展「エルツ地方のミニチュア展」が開催されていました。



こちらの建物です。ガラス越しにミュージアムショップが見えます。


ショップに入るとすぐに、等身大のくるみ割り人形がお出迎えです。



博物館の展示ではまずはじめに、くるみ割り人形がたくさん。

子供の頃の夢が詰まっています。絵本の影響で、少しだけ怖いイメージがありましたが。。

あとは、チャイコフスキー組曲のイメージ。



エルツ地方について。

ドイツ、チェコの国境に位置する山地です。

12世紀にシトー会修道院が山をひらき、それが町となったそうです。



ドイツ、エルツ地方における光がモチーフのおもちゃの展示も多数ありました。

天井から吊られた照明も、光のオーナメントのよう。


クリスマス雑貨のふるさとといわれるエルツ地方は、鉱山の発見より鉱業が盛んだったそう。

採掘は12世紀から20世紀まで続いたそうな。

暗い鉱山で働く鉱夫たちにとって光は希望であった、と説明書きがありました。



このときの鉱業町の水車の技術が、17世紀になり、おもちゃ産業を生み出したのだそうです。


ノアの方舟。木のおもちゃになると、こんなに可愛らしくなります。



旧約聖書『創世記』(6章-9章)より―

地上で人間が悪に染まっているので、神は人間を一掃しようと大洪水を起こします。

しかし、神は正しい行いをしていたノアの家族には方舟を作らせ、助けました。

このとき、動物一対ずつもいっしょに乗せました。

それが、コレ。



このあと、ノアの方舟は水をただよい、七日と七夜かけて大洪水が地上を一掃し、人間と動物は一からやりなおすことになりました。

つづく―


こちらは、マッチ箱のおもちゃです。



箱入りの安全なマッチは19世紀半ばにスウェーデンで開発されました。

マッチ箱のなかにミニチュアの世界を作り出すのは、輸出関税対策だったというのも面白いです。

私も一緒に来てくれた先輩も、ある意味ものづくりに従事する人間ですから、興味深く楽しみました。

血が騒ぐというか、なんというか。笑


私の友達に、通関士の資格を有し貿易会社に勤めているのがいますが、その友人もこういったエピソードには共感してくれそうです。

輸出入には、商品の素材等によって厳しい取り決めがあり、輸入品がそのどの枠に該当するのかを調べるのはなかなか骨が折れる仕事だそう。


閑話休題

ドイツはクリスマスマーケットがあるくらいですから、やはりキリスト教文化と深いかかわりがあります。

受胎告知のシーンや、東方の三博士がキリストの降誕をお祝いにくるシーンなども木のお人形で再現されていました。

そういえば、ゴスペルでお世話になったプロテスタントの教会でも、こんな置物があったのを思い出しました。


なかでも私が感動した(デザインとつくり的な意味で)のは、こちらの作品。


飼い葉桶に入った赤子。ということは、両脇にいるのはマリアとヨセフで、ここはベツレヘム

粗末な小屋の上では、天使まで飛んで祝福するが、農村の人々は、日常の暮らしを続けるのだった。


土や藁まで再現されていて、ものすごくリアリティがあると思いました。

見ごたえ抜群の展示でした。


待ちに待ったミュージアムショップ。

絵本に出てくるような、おもちゃ屋さん。

もう目移りするほど、かわいいおもちゃや絵本が並んでいて。

先輩はくるみ割り人形を買おうとされていましたが、一つ一つ手作りによるお値段を見て二人そろってびっくり。笑

小さな木のおもちゃと『ピーターラビット』の英語版の絵本をおみやげに。


私は、結構悩んだ末、こちらを選びました。



アンデルセン作品のなかでも偏愛している『絵のない絵本』の愛蔵版。

あと、ピーターラビットに出てくるアヒルのジマイマさん。

今回、いろんな展示にアヒルがよく登場していたので可愛いなぁと思って。

ながらく殺風景だった私の部屋にも、ついにお人形さんが!

よかったよかった!


そして、事前に手配していたタクシーと合流し、軽井沢駅へ戻りました。

駅前には広大なアウトレットがあり、ショッピング客で賑わっていました。

ワンコ連れ、子供連れ、みなさん夏休みを楽しんでいました。



我々は、ロクシタンカフェを発見し、ランチのお店として即決しました。

南仏プロヴァンス発祥の、香水やハンドクリームでおなじみのロクシタン

ロクシタンといえば、爽やかなヴァーベナの香りのイメージがあります。

なるほど軽井沢にぴったり。

カフェも展開していたのは知らなかったです。



非常に幸運なことに、並ばずに入ることができました。

店内は、イエローを基調としたインテリアに、地中海を彷彿とさせるオリーブの木が。

店内を眺めているだけで、なんだか元気になります。


こちら、彩も最高でとっても美味しかったです。

先輩とはゆっくりと深い話も出来て、とても楽しかった。



翌日もお休みの先輩とは東京駅で別れました。

と、いうわけでとてもとても充実した一泊二日の旅でした。

連休がとれていれば、もう少し滞在したかったくらい。

また来年の夏にも避暑に来たいなぁ(それでもかんかん照りで暑かったですが)と思いました。


絵本のヒロインのような、お友達の花嫁ちゃんに感謝です。

また遊びに来るよ!幸せになってね~^^




今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!(^^♪
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