こんばんは。
ファンタジーな新曲が完成しました。
以下のようなイメージで聴いていただけたらと思います。
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新星の発見につき、天体観測のおしらせ。
今宵、印象をただよう告解部屋にて。
なにやら新しい旅の予感が。
インスピレーションは、夏の森の奥深く。水の流れる音に、夜の木立の影。
眠りから覚めて活動をはじめる夜行性動物の行進。
そのさきに月明り星明りの照らす秘密の庭があるらしいのですが―
◇stella nova
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オカリナ、フルートの導きに、ハープの伴奏。抒情的なヴァイオリン。ピチカートの雨音。
それから鐘の響きはチューブラーベル、パーカッションで刻む行進、さらにそのさきから聞こえるピアノの旋律。
シンセサイザーが生み出すクリスタルの零れる音。
森の精霊の声は、パンフルートとウッドブロックで。
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湯船に浸かりながら、または寝る前に、あるいは電車に揺られながら作曲しました。
私の作曲のコンセプトはいつも、旅先の情景です。
アンデルセン『絵のない絵本』で「絵描きのぼく」に月がお話してくれるような、異国のモチーフに思いをはせるイメージ。
あまりにも大好きなこの本にはじめて出会ったのは、小学校の図書室。
茂市 久美子さんの『クロリスの庭』に出会ったのもこの頃で、ひそかに絵本作家になりたいと思っていました。
それから、もう少し大きくなってから『絵のない絵本』文庫版を古本屋さんで購入。
その後、軽井沢の美術館で装丁の素敵な愛蔵版を。
可愛らしい挿絵があって、ちゃあんと「絵のある」絵本となっていましたよ。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!(^^♪