印象をただよう告解部屋

キラリと思い浮かんだことあれこれ

心理的安全性についてⅡ

こんばんは、Clariceです。

注意:非常にキツイ内容となっております。

気分の落ち込んでいる方は、読まないほうがいいと思います。

前回のあらすじ。

その後そのスタッフは懲りず、美人な女性社員の先輩に、「相談あるので面談してほしい」という口実で仕事中に3時間捕まえて、プライベートを聞きまくって告白したので、ライン越えで契約更新なしとなった。

その後もしばらく一緒に働くんですよ。

女性監督だけの日は、他の部署の男性社員に朝礼にでてもらうよう掛け合いました。抑止力として。

問題行動の多かった派遣社員の男の子が、退職最終日に、最後にふたりきりで話したいと先輩に懇願したのであった。

先輩は「ここで話せないことって何ですか?」と言ったが、「自分なりのけじめです」と。

困った先輩に相談を受けた私は、「やめてください!こっちにもけじめがありますよ!原因が原因だけに、それを許したら矛盾になります!何かあってからではどうしようもありません!」と言った。

先輩は「拒絶して下手に刺激したくない。最後に話せなかった、という遺恨が残るほうが厄介かも」

私は悲しかった。くっそー!!この現状になんと自分は非力なのか!と心底悔しかった。

先輩に何かあったら私は自分で自分を許せない、、と思い、後輩に相談した。後輩は「んな大げさな、、」といった表情で微笑んでいた。


私が許せないのは、先輩に好意を抱いている点ではない!

先輩のやさしさにつけこんで仕事中に時間を奪って、立場を利用して断れない状況作っている点だ!

大体、いいかげんな勤務態度なのにもっと褒めるべきだのなんだのと、要求ばかり、、もういい。

会社としては先輩とその男のコはもう接触禁止だったので、私がそのコとの手続きを担当するのかと思ったが、後輩がやってくれた(やらされてた)。

でも守ってくれないものな!会社は!ボスも結局他人ごとよ!


先輩はふたりで話をする時間を許したのであった。(どうして)

ただし、面談スペースなどではなく、作業場で。

定時時間後だから、周囲に人も少ないのである。

私は後輩に話を付けておき、何かあったら割って入って先輩を守れよとよくよく言い聞かせておいた。

先輩は、やばかったら早めに視線を送るから、と言った。

私は周辺で唯一の武器っぽい長尺定規(鋭利)に手が伸びる状態で待機していた。


結局、杞憂に終わった。

というか、男のコは次の職場で正社員登用されたらしく、心を入れ替えて頑張ると意思表明をしたのであった。

人間、こんなに変わるのか?というくらい姿勢を正していたのであった。

私の心が懐疑心まみれなのか?


先輩は以前、監督と作業スタッフという関係でなかったらもう少し愛想よくしてあげられたかも、と。

先輩と話せて納得した彼は、私にも「お世話になりました」と挨拶してきたのであった。

私は、「若いんだから、次は正社員としてぜひ頑張ってください。人生のステップアップですよ」と言った。

「本当はここで正社員を目指したかったです」

「交代制夜勤の実績ないと正社員になれないんですよ。ここは。12時間勤務はマジでしんどいのでやめといたほうがいいです」

「それは、僕には無理ですね。とても」

そして、本題はくだんの主婦パートさんの話であった。

「もう最後なので、全部見せときますね。せいぜい役に立ててください」と、LINEのやりとりを見せてきたのであった。

(この男は、ちょこまかと問題グループを出入りし、下っ端みたいに動いていたのであった。

素直な性格で、悪い影響を受けていたからこそというのは知っていたが、そうはいっても勤務態度には腹が立っていた)


そのLINEには、主犯格のお局主婦パートさんと元ヤンの女のコが書いた「○○、ほんと仕事できなさすぎ!むかつく!4ね!」等の他のパート派遣さんへの誹謗中傷のオンパレードであった。

先輩は「すごい!!ついに見つけた!」と許可とって写メっていた。

男のコいわく「お二方も、裏でめちゃくちゃ言われてますよ。朝礼のときの癖とか、身体的特徴をいじったあだ名で呼ばれてますよ」

私「デブとかブス系ですか?」

男「まぁそんな系列で、笑ってますよあの人たち。そういう話が、面白いみたいです」

先輩「単なる好奇心なんですけど、教えてもらえませんか」

男「とても僕の口からは言えません。特におふたり本人には口が裂けても言えません」

先輩と私は顔を見合わせたのだった。

「人間の悪意って恐ろしいですね」と私が言うと、先輩は「悪意というか、無邪気というか、、私、生まれて初めてかも。ここまで自分自身に対して何か言われたの」ともの珍しそうにしていた。

特に先輩は男女両モテタイプだから、この手の悪意とは無縁だったであろう。


立場上、サンドバッグなのだ。監督業は。言われやすい人間は特に。

特に指示とか判断にたいして、ぼろくそ言われているらしい。実際書かれていたし。

センスないだの、あの判断にはキレそうになっただの。

しかもそのやりとり、毎日のように朝まで続いているのである。(寝ろよ笑)


まぁ、男の子としては最後に我々を傷つけてやろうとかそういう感情ではなく(無意識下ではあったかもね)、「最後に役に立ててよかった。もうあのLINEはブロックするので僕は知りません」と告発の著作権をフリーにして颯爽と退職していったのであった。

まだ来たばかりの後輩には「いろいろとありがとう、弟みたいで親近感があった」と挨拶して。


後輩はガードとしての役目を終えたので、業務を終えて「お先に失礼します」と帰っていった。できるコ!

私と先輩は、「アドラー心理学の教えがなければ精神への直撃を避けられなかった」と、九死に一生を得、最近狂ったように読んでいた『嫌われる勇気』に感謝したのであった。


他にもいろいろとあった告発の内容がグロすぎて、帰る気力も失っていたところ、残業して残っていた隣のチームの先輩に「聞いてくださいよ」と現状を話したのであった。

聞いてくれた先輩もパート派遣さん担当の業務が中心だから、「わかります、わかりますよ」と聞いてくださった。

「俺も、昔は誠意をもって話せばわかりあえる、と思っていました。今では、なーんて馬鹿だったんだろうと思いますよ。根っこが腐った状態のところに水をやっても無駄です」と。

これ脚色じゃなくて、本当に原文ママでそう言ってたんですよ。(いちいち、盛ってないですというのも疲れたから、もうあえていいません)

なんて文学的なんだろう、さすが現場で修羅場をくぐってきた人だ、言葉の重みが違う!!

普段そんな毒を吐く人じゃないから、三人でお腹の底から爆笑したのであった。

「しかし、まぁどこまでも魂のステージを下げるようなことを言って、人って悲しいですね」とも。

スピっぽいけど、ほんとにこういうとき、結局はブッディストワンダーな話になります。


まぁ、しかし不思議なことにここまで言われてても、やはりお局さんが悪であるとは言い切れないのであった。

むしろお局さんも苦しんでいるのではないかと。弱い心に、闇は巣くうのだ。

弱いから、臆病だから、取り巻きを作り、人を貶める。

人のことを言いまくっているから、自分も言われていると疑心暗鬼になり、「私はいらないんですか」となる。

独裁国家のトップと同じ心境であろう。結局は因果応報なのである。


そこから、昔の狐憑きとか悪魔憑きってこういう状態のことをいうんだろうなとそんな話になった。

多分、私たちが対峙しているのは、人ではなく、人の負の怨念というか呪怨であるなと。

説法の得意な僧侶とか、エクソシストの委託業者ないのかなとか。

私もどうにもならないときは、僧侶みたいな諭し方してるときありますもん。

聖書片手に「案ずることはありません。あなたは神に愛されているのです。仕事中イライラしても、他人を貶めてはなりません」と言えたらどんなに楽か。


最後に、その人生の先輩から、「これで紅茶でも飲んでください」と100円ずつもらって、夜も遅いので解散したのであった。

人は優しいのである。

先輩とは、今日は家帰ったら塩まきましょうね。と約束した。


まぁ、せいせいした。もう擁護する必要もないし、淡々と問題報告を上げて、上の出かたを伺うのみ。

労働規約に抵触する発言もあるし。

LINEのスクショって証拠になりますよね?

ここからは法律バトルとなりそうである。

私も先輩も逆転裁判をプレイしてたから問題ありません。


しかしいっそ、4ねって直接言ってくれたら脅迫で一発なのに。むずかしいもんだ。


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