こんばんは。
ついに印象ラジオ、ドラマパート始動です。
例に違わず、ド深夜営業です。
◇動画
◇全文
Cross…●
Clarice…〇
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まったく、待たせやがって。
やつは約束の時間も守れないのか。
〇
あら、ごめんなさい。
遅れちゃった。
報告書を書いていたものだから。
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3分遅刻だ。Clarice。
最低限時間は守れ。信用を、無くす。
〇
ごめん。まぁまぁ、会議なんて言っても名ばかりじゃないの。
雑談でしょ。仲良くやりましょうよ。
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はぁ。まったく。君には自覚ってものがないのか。
使命を忘れたとは言わせないぞ。
なんのために僕がここまで来たと思ってるんだ。
僕がきみの仕事の半分を請け負うことによって、
きみに時間を作ってやるんだ。
〇
わかってる。ありがとね。上に逆らうことはできないってこと。
所詮、私たちは駄々っ子ちゃんのお人形ってこと。
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おい、口が過ぎるぞ。あの方を侮辱するのは許さん。
〇
はいはい。わかりましたよ。
あんたはすっかり組織のわんちゃんね。
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何か言ったか。
〇
何も?
でもね、今度のことはあなたが思ってるより簡単じゃないわよ。
なんせ、・・・
●
それは、おまえの協力しだいだ。
命令に従え。そして死力を尽くせ。
〇
あなたもね。すっかり思考停止状態に見えるわよ。
官憲のお犬様。
●
チッ。もういい。帰れ。あとは僕がやる。
〇
使命とやらもいいけど、ちゃんとここでの本業をやるのよ。
私のお庭をしっかり守っていてね。
たくさんの方と出会うことになるわ。
●
…何名かとはもう会ったよ。このあいだ、君に会いに。
僕のことを根掘り葉掘り聞かれた。
確かに、君に伝えたからな。
〇
ああら、大進歩じゃないの。
人嫌いだった、あなたが。
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やめてくれないか。
もうあの頃の僕とは違う。
・・・取り繕うことくらいできるさ。
だけど、僕はひとりのが気楽なんだ。
いいから、さっさと消えてくれないか。
君の存在は癇に障る。
あとは僕がやるから。君よりずっとうまくね。
〇
あら、威勢がいいこと。
あなたが面白いことを話せるとは思えないけど。
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うるさい。ほんとにつまみ出すぞ。
〇
わかりました。
それじゃ、お先に失礼するわ。
夜勤頑張ってね。寝ちゃ、だめだからね。
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あの女、僕には、まるで読めない。。
どうして両極の僕らが、連携しなくちゃならないんだ。
はぁ、やっと静かになった。
僕の荷物とデスクを運び込むか。
やれやれ。先が思いやられるな。