おはようございます。Clariceです。
前回の記事の続きです。回答編です。
人事関係のマネジメントに長けた上司の一人が、教えてくれました。
雑談しているときに、ぽろりと聞いたことです。
勘の鋭い人と良くない人がいるんだ、という話からでした。
それは、すごくわかります。
私は、仕事において勘が良くないほうです。
同じだけの情報量でも、例えば数人で聞いている場合、理解のスピードと到達点に個人差がありますよね。
勘の鋭い人と言うのは、1の新しい情報でその先の10までわかるのです。
そうではない私は、ちょちょちょっと待ってと。
パソコンの待機マークのようなぐるぐるが、回ります。
情報過多になると、分かり易く処理スピードが落ちます。
到達点が一緒なら、時間がかかっても大丈夫だと励ましていただきます。
結局一緒のことができるなら、問題ないよと。
しかし、それなら理解スピードが速いに越したことはないじゃないですか。
うーん、思考パターンや訓練の違いなのかな、と思っていました。
バイトなんかでは特にそういう即戦力になれる機動性が要求されるではないですか。
要領の良い人は、飄々としながら見事に上手いこと立ち回るんですよ。
頭の回転が速く、呑み込みも早い。
すごいなぁ、でも自分はそうはなれないよなぁと思っていました。
そこは経験を積んでカバーするしかないし、応用が利くくらいまで色々やるしかありません。
そのうまくいかない気持ちはすごくわかります。
後輩も、そこに悩んでいるのです。
そこの差が、いつでもどこでも職場で不穏な空気になる原因のひとつなんですよね。
頭が切れて仕事の出来る先輩は、ゆっくりタイプの後輩を見て、なんであなたはそうなんだとなるんでしょう。
いくら下が一生懸命でも、やはり納期や売り上げのノルマがある限り、遊びや学校の勉強ではないから、そりゃ能率や出来高は要求されますよね。
そういう世界だというのは重々承知です。
えっと、それで上司が。そう、人事系に強い女性の上司の方がです。
言っていました。
理解スピードはみんな違う。
大きく分けて、「スピードタイプ」と「大器晩成タイプ」と。
どっちがいいとか悪いではなく、両方に利点があるんですって。
もちろん、どちらも一生懸命に努力する姿勢があること前提です。
若手でも即戦力性が求められる場所では「スピードタイプ」が第一線で活躍するのに重宝されます。
上としても指示を出したら、すぐに物事が進むから正直とても助かると。
それは、わかります。上も存外、余裕がない場合が多いですから。
しかし、長期的に見ると「大器晩成タイプ」のほうが、蓄積している分あとあと伸びることも多いんだよと教えてもらいました。
そういう考え方もあるんだ!と目からうろこでしたΣ(゚Д゚)
1から10まで話を聞いている分(聞かなくては理解に至らないのである)、基礎がしっかりしているから、しっかり知識をつけていけるんですって。
だから、人への説明が上手だったり、あとあと幅広く応用が利くんですって。
なんとも希望のある話ではないですか。
まぁ、もちろん要領よくていいなぁと思っている人が、影でものすごい努力をしている場合も多くあります。
優雅に泳いでいるよに見える白鳥が、水面下ではものすごくバタ足しているのと同じに。
まぁ、なんでしょう。
みんな違って、みんないいのだ。
いいこと聞いたから、来るべき時が来たら、こんな言葉が必要な人に教えてあげようと思いました。
おわりです。