こんばんは、Clariceです。
今夜は宇宙と神話世界に思いをはせるなんていかがでしょうか。
ちょっと久しぶりに作曲しました。
勢いで作ったからすごく短い音楽です。
でも宝石箱みたいに印象ワールドが詰め込まれています。
ホメロスは『イリアス』と『オデュッセイア』を「語れ、ムーサよ!」という言葉で始めます。
ムーサ(ミューズ)は諸芸術の女神。詩歌、音楽、哲学、天文、数学、舞踊…
その名はミュージックにミュージアムの語源です。
人類の生み出してきたものごとの根底には物語がひそんでいる―
人間の想像力とは果てしないものです。
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今回の音楽は1分にも満たないものですが、好きな音色を詰め込みました。
ヴィブラフォンは星の瞬き、パイプオルガンは宇宙空間の果てしない広がり。
遠く小さく聴こえるハープにスチールパンの音色で、水をイメージしました。
穏やかな海辺に流れる安らぎを表現したかったため。
◇
タイトルは「神話的宇宙」。
私はブログも小説も音楽も、本文を書き終えてからタイトルをつけます。
今回の音楽は、先に書いていた「マザーオブパールの揺らぎ」という詩に着想を得たものです。
作っているうちにメロディが宇宙遊泳的になっていったのでUniverseにしました。
詩ものせておきます。
「マザーオブパールの揺らぎ」
光を浴びて 艶めく
その奥は鈍く 何も映さぬ
乳白の層は貝殻の護り このなかにいるから どこにもいかない
海底をただよって ただよって また沈む
海藻のあいだから 沈没した神殿が見える
水面はずっと上で 遠く 遠く揺らめく
ここは静かな世界
おやすみなさい、よい夢を。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!(^^♪