印象をただよう告解部屋

キラリと思い浮かんだことあれこれ

金沢、雪景色を眺むる旅 其の二

こんにちは、Clariceです。

先月の金沢旅の記録、二日目編です。

初日はこちらです↓
金沢、雪景色を眺むる旅 - 印象をただよう告解部屋


◇宿の朝

起きたのは5時半です。7時から朝食なので。

暗いうちから浴衣に羽織を着て大浴場へ向かいました。

確かこの日は、日の出が6時30分頃だったのでこの時間帯はまだ暗くて、露天風呂からの景色は昨夜と変わりませんでした。残念。


そして、部屋に戻って少しすると、東の空からだんだんと明るくなってきました。



こちらの淡水湖は、柴山潟。

石川県南西部にある加賀三湖のひとつです。

加賀温泉郷、片山津温泉のシンボルであり、日本海とは砂丘で隔たっていて、川を通じて日本海に注ぎます。


たびたび冠水し、農業に深刻な影響を及ぼしていたことから、1952年に干拓化。

この事業により、砂丘の一部が開削され、人工的に川を通し、今の姿になったそうです。

面積の3分の2は埋め立てられました。

たった100年前ほどは、もっと広大だったのでしょう。



渡りの鳥が視界を横断してゆきました。

ここ、片山津温泉は、承応2年(1653年)に大聖寺藩主であった前田利明によって発見されたといういわれがあります。

柴山潟で鷹狩をしていたときに、水鳥の群れの様子を見て温泉が湧出しているのを見つけたのだとか。

それが仮にそれが本当だとしたら、近いものは追体験できたのかもしれません。

バードウォッチングにはもってこいの景観ですね。




雲は朝焼けに染まり、靄が湖を満たしています。



思わずアンデス山脈に囲まれた、南米ボリビアのウユニ塩湖を連想しました。

遠く離れた地の例を挙げるのも失礼な話ですけれども。

大聖寺駅

加賀温泉駅から一駅移動して、大聖寺駅へ。




こんな広大な雪景色、なかなか見る機会がありませんでした。

キツネのようなのが鳴いていたり。すべてが新鮮に映ります。


ところで、本当はそれぞれ行きたい場所があったそうですが、時間とアクセスを失敗してしまいました。

行った先でこういうハプニングがあるのは、地方の大人数旅あるある、ってやつですかね。

これも旅の醍醐味ということで許して頂戴。

しかし、申し訳ないことをした。


観光となれば、地理と時間的にここでしょうとなりました。

ここは、平安時代後期の白山五院のひとつであった大聖寺というお寺の名に由来し、当時の文化が息づく町として今に残っています。




このエリアは加賀藩支藩大聖寺藩の城下町。

藩祖前田利治から230年の歴史を持つ町並みです。

なんとのどかな。

◇全昌寺


こちらは松尾芭蕉奥の細道の途中で宿泊したお寺。


境内に松尾芭蕉の句碑があったり、517体もある五百羅漢像は見たかったのですが、また来ることがあれば。

一緒に来ていた大叔母は歴史に理解があるので興味を持っていましたが、その他がもうすっかり飽きて雪合戦を始めていたため。

大人数ツアーはニーズを汲むのが少し大変。

◇石川県九谷焼美術館

ここが洒落ていて有名と聞いて、お茶休憩としました。

日本を代表する色絵磁器「九谷焼」発祥の加賀市に、シンボルとして建てられた九谷焼専門の美術館。

そちらの二階部分に併設されたカフェです。




一階の九谷焼の美術館は綺麗な造りで立派なように見えました。

また機会があれば展示を観てみたいです。



建物の造りがモダンで素敵でした。

色硝子の配色が絶妙、ですね。


九谷焼の器に丁寧に淹れられた加賀棒茶。温まります。

他にも次々とお客さんが入ってこられました。

とても心安らぐ空間でした。


この大聖寺エリアには他にも、大聖寺藩邸の一部がそのまま残された江沼神社・長流亭や、『日本百名山』の著者である深田久弥の文化館などがあります。

山登り好きで、歴史好きな大叔母は、(私と同じく)また来ましょうと口惜しそうでありました。

祖母も大叔母も、足腰は昔のようにはいかなくなったようですが、まだまだ元気そうで何より。

今後もお供することになりそうです。

時間は有限。どんどん移動し、まだまだ歩かねばなりません。

◇旅の締め

旅の終わりの締めくくりは、お土産探しと、昼食。

お腹ぺこぺこだったので、お蕎麦屋さんへ。

ひねくれものの自分は、肉うどんを頼みました。美味しかったです。



お家や、職場にお土産も買いましたし、無事ミッションクリアーです。

職場の人たちが和んでくれて、話の種になったのでやはりこういうのは大事だなと思いました。


次回は、秋にと。今度はどこに行こうかと祖母たちは楽しみにしているようです。

今度は、適度にインスタ映えスポットを盛り込んでもらうよう、そのあたりは年下のこたちにお任せすることにします。

とにかくギャルの元気はうらやましいくらいのパワーがありました。歴女にはまったく敵いませんわ。




今日も最後まで読んでくださりありがとうございました!(^^♪
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