東日本大震災は、2011年 3月11日(金) 14時46分18.1秒に発生しました。
この記事の写真は、2016年の写真です。私がボランティアで東北を訪れたときに撮影したものです。
当時、震災から5年の歳月が経っていましたが、その爪痕は信じられないものでした。
いろいろな話を聞きました。
ひとつひとつの重みは同じです。
訪れることができたのは、宮城県気仙沼市、岩手県大船渡市、そして同県の陸前高田市。
陸前高田市では、視察に来ていた市職員の方に話を伺いました。(もしかすると、市長さんだったのかもしれません)
非常に記憶に残っています。
岩手県の陸前高田市における亡くなられた方は1,555人、さらに行方不明者の方は223人です。
市職員の方も大勢、津波の犠牲になられたと。
私は、何も言えなかったと思います。
ただ、忘れないでとおっしゃいました。はいと言いました。
景色を見渡すと、高台から遠かったです。
仮設住宅が並んでいました。わんちゃんもいました。
みなさん、笑顔で出迎えてくださいました。
ささやかなお茶とお菓子を一緒に楽しみ、多くの方々とお話をしました。
実際に水に浸かって、助かられた方とも、お話ししました。
少しだけ、一緒に行った友人たちと持ってきたキーボードのピアノを弾き、童謡やゴスペルなどを歌った記憶があります。
ここは、温泉がいいよ。今度は温泉目当てで来てよ、と言ってくださいました。
奇跡の一本松です。
岩手県陸前高田市にある、松の木です。東日本大震災の震災遺構です。
10年前の今日です。色んなことが頭を巡りますね。
日常は代えのきかない尊いものです。
また、非常用持ち出しのリュック、3日分の水・食料の備蓄、そして避難ルートを、今一度確認しておこうと思います。