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気分爽快!かなり突飛な学園ミステリ!西尾維新『美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星』の感想

西尾維新『美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星』講談社(2015)


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十年前に一度だけ見た星を探す少女―私立指輪学園中等部二年の瞳島眉美。彼女の探し物は、校内のトラブルを非公式非公開非営利に解決すると噂される謎の集団「美少年探偵団」が請け負うことに。個性が豊かすぎて、実はほとんどすべてのトラブルの元凶ではないかと囁かれる五人の「美少年」に囲まれた、賑やかで危険な日々が始まる。爽快青春ミステリー、ここに開幕!

学生時代に大流行していた、西尾維新さんの本に今頃手を出した。

タイトルとイラストに惹かれ衝動買いして以来、積ん読していた本である。


江戸川乱歩の少年探偵団を彷彿とさせる、オマージュ作品だ。

作中でも、明智小五郎などの、台詞や設定が散りばめられていて面白い。

特に、美少年探偵団のメンツが超個性的だ。


校内一の不良であるが、風刺の効いたツッコミの冴える、料理の天才「美食」のミチル。

生徒会長を務める演説の名手、「美声」のナガヒロ。

女子以上に「可愛い」外見、陸上部のエースで機動係、「美脚」のヒョウタ

指輪学園の理事長の後継者(事実上の運営者)であり、あらゆる芸術才能を持つ、「美術」のソーサク。

誰よりも美学を重んじる、美少年探偵団を従える年齢不詳の団長、「美学」のマナブ。

登場人物設定からして、かなりハチャメチャだが、妙に納得できてしまうのが西尾維新ワールドだろうか。

氏が原作を手掛ける、ジャンプ連載の学園漫画「めだかボックス」で、ある程度の耐性はついていた。

一度読み始めると止まらなくなり、後味も良かった。一応物語は完結しているが、シリーズものらしいので、続きが気になるところ。

展開のテンポと歯切れの良さから、通勤時間に読みたい本かな。疲れていても、元気になれる。そんな本。

ライトノベルのカテゴリになるのだろうか。この手の本はあまり読んでこなかったが、学生時代の懐かしい感じがした。
(文芸部の友達がよく読んでいたイメージがある)

久々に、また小説書きたくなってきたなぁ。


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今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました(^^♪

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